利用者様のご自宅へ訪問したときのこと。
施設へ入居されている知人から小包が届いたと「見て、見て」と、
手作りの輪投げの遊具を見せていただきました。
輪を受けるものは、中の芯棒が抜けて棒をストレッチに利用したり、
輪投げの輪は、一つ一つ大きさが違って順番に重ねるために頭を使ったり、
輪を両手に入れて回して運動をしたり、様々な工夫がされていました。
又、安定感のあるどっしりした物でした。
よく聞くと施設ではハサミも色紙もノリもないそうで(事故防止のため)
新聞紙や、折り込みチラシをちぎって詰め、ご飯粒を糊代わりにして作られたそうです。
職員さんが見かねてご家族に糊を持ってきてもらえるよう連絡をしたそうです (笑)
この魚もちゃんと髭が付いているんですよ!!
どれだけの手間と時間がかかったことでしょう。
施設におられても何か人の役に立つことや目標を持ちたいと前向きな言葉をいつも言っておられるそうです。
受け取ったご本人もご家族も、とても楽しそうに話されているのを聞いて、私自身もたくさんの気づきをいただいて帰りました。
【居宅介護支援事業所ひなたぼっこ】